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Room for thinking of BEUYS

WTARIUM

Tokyo

1991

 

ボイスを考える部屋(ワタリウム美術館)という面接公募展が開催され出品しました。リシアノ・スタニスラウスキ氏(ポーランドの美術館館長)・筑紫哲也氏・針生一郎氏の3人で審査を行う作家立会い公募展でした。私は難なく出品できるようになり、光栄なことに初めて入場料の必要な美術館の展覧会にジョセフ・ボイスの作品とともに自分の作品が展示されることになりました。後日さらにここから10名が選抜され石川県の穴水町で現地制作する展覧会にも選ばれ、夏の暑い日に現地に出向きおびただしい数の風倒木を自由に使用していい、という条件に困惑しながらの参加でした。ようやく完成し展覧会が始まったのですが、自分の名前と履歴が書かれたブースが用意されていて「なんでもいいから会期中毎日、木工の実演してください。」と言われて驚きました。「え、これって北海道物産展のクマの木彫りのようにすればいいの?」